デッキリスト
黒緑Depth by Casey Comart
解説
かの有名な「暗黒の深部」コンボを、レガシーというフォーマットで昇華させたのがこの「黒緑Depth」だ。
「暗黒の深部」は、本来であれば10個の氷カウンターが乗った状態で場に出る。3×10=計30マナを支払うことでその封印が解け、飛行と破壊不能を持つ20/20というとんでもないサイズの怪物:「マリット・レイジ」が出せるのだが、当然この手順をスキップし、一瞬で呼び出してしまおうというのが「暗黒の深部」を使ったコンボだ。モダンでも成立するためお馴染みだが、主なルートは2つ。1つ目は「吸血鬼の呪詛術士」を使ったルートで、「吸血鬼の呪詛術士」の能力で「暗黒の深部」に乗っている氷カウンターを全て取り除く。そして2つ目は、「演劇の舞台」を使ったルートで、「演劇の舞台」の能力で「暗黒の深部」をコピーする。コピーした「暗黒の深部」には氷カウンターが乗らないので、即座に「マリット・レイジ」を呼び出してしまえるわけだ。
どちらのルートもたった2枚のカードを揃えるだけでコンボが決まる。「吸血鬼の呪詛術士」「演劇の舞台」「暗黒の深部」の3種類のキーカードはそれぞれ4枚ずつ採用されているが、更に引き込む確率を高めるために「森の知恵」「輪作」「北方行」「森の占術」といったドローおよびサーチカードを多用しているため、見た目以上にパーツは揃えやすい。しかし、いくら破壊不能持ちのマリット・レイジといえど、そこはレガシー環境。すぐに追放除去が飛んでくるため、気は抜けない。…だが、ご安心あれ。「剣を鍬に」「流刑への道」が飛んで来たら、切り札「この世界にあらず」をぶつければ解決だ。パワー7以上のクリーチャー:「マリット・レイジ」をコントロールしていれば、なんとマナコスト0のカウンタースペルに化けてしまう。このデッキにおいては、あの「意思の力」を超えるパフォーマンスを見せるかも!?
参考
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=112171