今週の海外相場:2020/7/27
今週も『MTG 今週の海外相場」として海外市場で急な高騰/暴落したカードをピックアップしていきます!
日本と海外ではそもそも各フォーマットの分布が大きく異なっており、海外(特にアメリカ)ではカジュアル戦や統率者戦(EDH)に関するカードの販売は一大マーケットとなっています。そのため、トーナメントシーンではまず見かけることがないような意外なカードが高くなることも。日本とは異なる値動きがあるので、ウォッチしていて非常に面白いです。ざっと眺めて、需要の違いを感じて頂けたら幸いです。
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それでは行ってみましょう!今週のピックアップは3枚!
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今週の注目カード
《Lake of the Dead(ALL)》
『アライアンス』で登場した、メリット能力を持つ代わりにETB能力で対応する基本土地を生け贄に捧げなければならない土地サイクルのひとつです。黒のメリット能力は《沼/Swamp》を糧とし大量の黒マナをブーストするというもので、サイクル随一の強さを誇ります。
振り返ると、『ドミナリア』リリース直後辺りが高騰のピークで、それからは徐々に値下がりしていました。しかし、ここに来て市場在庫が枯れ気味となり、再録禁止カードに指定されていることもあって再び高騰。黒系のEDHのデッキや、レガシーでは「リアニメイト」系のデッキで採用されています。
《反射池/Reflecting Pool(TMP)》
自分がコントロールする土地を参照し、それに応じたマナを生み出せる土地。初出は『テンペスト』で、『シャドウムーア』『コンスピラシー』で再録されています。今回大きく値上がりしたのは最も古い『テンペスト』版ですが、他のセットのものも上昇傾向なのは間違いありません。
特定のデッキの活躍…というよりかは、3色以上の統率者候補が増えてきたことによる需要増だと思います。デッキに採用する土地の構成を考える必要がありますが、多色デッキにおいてはまるでデュアルランドのような働きが期待できる1枚です。
トレカ(マジックザギャザリング)【BOX】MTG ダブルマスターズ ブースターパック 日本語版
《天上の餌あさり/Ethereal Forager(C20)》
『統率者2020』の『時を越えた知恵』に収録されていた青の6マナクリーチャー。墓地が肥えやすいデッキであれば早いターンでの着地が可能です。同じ探査持ちの重量級クリーチャーといえば《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler(FRF)》などと比較するとサイズが貧弱ではあるものの、攻撃する度に一度使用したスペルを手札に戻せる能力は非常に強力。
高騰の理由は、レガシー以下の「デルバー」系デッキでの活躍がちらほら見られているためだと思われます。4枚フル投入されているデッキは少ないですが、1~2枚程度採用されていることが多いようです。
参考:「天上の餌あさり採用型デルバー」