アモンケット:プレリリース参加レポート(後編)【イベントレポート】

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アモンケット:プレリリースに参加する

 

マジックのプレリリース・イベントは非常にカジュアルなイベントだ。フォーマットがシールド故に基本的に手ぶらで参加できるのは楽だし、カード資産を持っていないプレイヤーでも気軽に参加できる。また、まだ発売されていないパックをいち早く開封し、未知の環境を想像しながらデッキを組むのは本当に楽しい。もちろん勝てばよし、負ければ悔しいのは当然なのだが、周りのプレイヤーと「あのカードが強かった」「こんなカードを使われた」と楽しく雑談できるのもプレリリースの醍醐味だ。

 

今回はアモンケット:プレリリースのレポート「後編」だ。
プレリリース・キットを開封し、デッキを組むまでの過程は「前編」を是非見て欲しい。

→「アモンケット:プレリリース参加レポート(前編)【イベントレポート】

 

1回戦

 

【Game1】
大事な初戦。相手は白黒ゾンビ。
相手は「悪運尽きた造反者」「呪われたミノタウルス」などのクリーチャーを次々に並べ、攻め立てる。しかし4T目にこちらの「不屈の神ロナス」が着地。5T目には「活力の試練」で4/2ビースト・トークンを出したことでロナスが動き出した。あとは小粒のクリーチャーを出してはロナスの効果でパンプし、殴り続けて勝ち。

 

【Game2】
Game2はお互いにスローな立ち上がり。相手は2T目に「むら気な召使い」をキャストし、こちらも2T目に「ナーガの生気論者」をキャストする程度で、大きなアクションはなし。お互いになかなかクロックが並ばなかったが、徐々に相手の方がクリーチャーが並んでいき、威迫持ちの「呪われたミノタウルス」がこちらのライフを削っていく。マナ加速から「謎めいた海蛇」などの大きなクリーチャーを出して盤面を止めるも、残りライフが心もとなくアタックには転じきれず。固まった隙に「むら気な召使い」+不朽持ちクリーチャー、そして「砂の撹拌」でライフを吸われて負け。

 

【Game3】
お互いにクリーチャーを出しては止まり、フライヤーが引けずに場が完全に膠着。有効牌が引けず、ライフがお互い15以上ある状態でエクストラターンに突入。エクストラターンに突入後、相手が「試練に臨むギデオン」を出して焦るも、耐え忍んで引き分け。

 

 0-0-1

 

 

 

2回戦

 

1回戦目で勝ちきれず、回していて早くも自分のデッキに疑いを持ったのだが、1回戦を時間いっぱい戦ったお陰でデッキを見直す時間が取れず。「ちぐはぐ感」というか、「なんとなくデッキが形になっていない」という違和感を抱えたまま2回戦に挑むことになった。

 

【Game1】
2回戦目、相手は白赤アグロ。序盤、色マナがかみ合わずにこちらがもたついている間に、相手は「突風歩き」「名誉ある門長」「断固たる修練者」と瞬く間にクリーチャーを展開し、こちらのライフが一瞬のうちに消し飛んで負け。「突風歩き」「断固たる修練者」という最高クラスのコモン・クリーチャーの強さをあらためて再認識させられた。

 

【Game2】
相手はデッキを丸ごとチェンジし、緑黒シナジーデッキに変えてきた。こちらは色事故を起こし思うように展開できず、その間に「侵入者への呪い」を貼られてしまう。後からクリーチャーを展開するも「侵入者の呪い」でライフが吸われ、こちらが苦戦している間に相手の場には「毒物の侍臣、ハパチラ」が着地。-1/-1カウンターを扱うカードで蛇トークンがどんどん生まれ、物量を止めきれずに負け。

 

 0-1-1

 

 

 

3回戦(最終戦)

 

ストレート負けしたので時間がたっぷりと余ってしまったLanda。除去を足そうとして無理やり入れた「黒」が完全なノイズであることに気が付き、青緑の2色にまとめ直す。色事故リスクを最小限に抑えつつ、序盤を耐えるための壁である「古代ガニ」を投入。そしてサイド用カードとしてデッキ構築時に抜いていた「刻み角」をメインから投入。「権威の殿堂」の強力さはもちろん言わずもがな、「オケチラの碑」「ロナスの碑」に至ってはその強力さから色が合っていなくても投入されていることがほとんどだからだ。クリーチャーなので最悪3マナ2/2の相打ち要因としても使えると考えて投入し、最終戦に挑む。

 

【Game1】
最終戦、相手はアブザンカラー。こちらは順調にマナを加速し「巨大百足」などのファッティを叩きつけるが、白のナイスコモン:「扇持ち」で巧みに寝かせられてしまう。だが、「謎めいた海蛇」、「不屈の神ロナス」と展開し、「不屈の神ロナス」の能力で自分のクリーチャーにトランプルを付与、チャンプブロックを許さずに勝ち。

 

【Game2】
一進一退のロング・ゲーム。こちらは「水流織り」からのマナ加速でファッティを出すことに成功するも、クリーチャーを3体以上横に並べることができなかった。「名誉あるハイドラ」や「巨大百足」の2体は相手の「扇持ち」と「権威の殿堂」で攻撃を封じられ、その間に威迫持ちクリーチャーの細かなクロックが止められずに負け。

 

【Game3】
Game3がスタートした時点で試合時間は残り6分!対戦相手とプレイスピードを限界まで高めることを誓い、高速でプレイ。相手が多少もたついている一方、こちらが奇跡的にブン回り。こちらは絶え間ないクロックを置きつつ、相手が設置した「オケチラの碑」をタイミングよく「刻み角」で破壊。毎ターンマナを使いきる形でクリーチャーを展開し、最後は「判断麻痺」で相手のクリーチャーを寝かせてアタックを通して勝ち。

 

1-1-1

 

 

 

最終戦績

 

最終戦績は1-1-1と何ともコメントに困る結果に終わった。
組み上げたデッキも今考えれば非常にいびつで、あれもこれもと欲張らない方が良かったと反省。「最強のデッキ(笑)」とやけに威勢だけ良かった過去の自分を殴りたい。なぜあのデッキであんなにも自信満々だったのだろう…

プレリリース全体を通しての印象は、やはり事前に「強い」と目を付けていたカードは強く、「意外と強かった」というカードは少なかった印象。また、環境としては本当に除去が弱いので、序盤~中盤の細かなアドバンテージが積み重なり、後々重く効いてくるゲームが多かった。

新メカニズムの感想としては、「督励」はどちらかと言えば有利な盤面をより有利にするカードが多かった印象。そのため、劣勢のときにも積極的に使っていける督励持ちは汎用性が高く、非常に強く見えた。「不朽」は説明不要の強さで、除去が少ない今環境では使わない手がない。

 

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