デッキリスト
サニー・サイド・アップ2019 by 紳士メガネ
Creatures (0) Spells (43) 2 Silence 2 Commandeer 2 Path to Exile 4 Reshape 4 Brought Back 4 Faith's Reward 3 Drawn from Dreams 4 The Mirari Conjecture 4 Lotus Bloom 1 Amulet of Vigor 4 Chromatic Star 4 Conjurer's Bauble 4 Throne of Geth 1 Jace, Wielder of Mysteries | Lands (17) 3 Plains 2 Island 4 Flagstones of Trokair 4 Ghost Quarter 4 Hallowed Fountain Sideboard (0) |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
【スペル】
2:《沈黙》
2:《徴用》
2:《流刑への道》
4:《作り直し》
4:《帰寂からの帰還》
4:《信仰の見返り》
3:《抽象からの抽出》
4:《ミラーリ予想》
4:《睡蓮の花》
1:《精力の護符》
4:《彩色の星》
4:《妖術師のガラクタ》
4:《ゲスの玉座》
1:《神秘を操る者、ジェイス》
【土地】
3:《平地》
2:《島》
4:《トロウケアの敷石》
4:《幽霊街》
4:《神聖なる泉》
【サイドボード】
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解説
Brought Back / 帰寂からの帰還 (白)(白)
インスタント
あなたの墓地から、このターンに戦場からあなたの墓地に置かれたパーマネント・カード最大2枚を対象とし、それらをタップ状態で戦場に戻す。
Chromatic Star / 彩色の星 (1)
アーティファクト
(1),(T),彩色の星を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
彩色の星が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。
「サニー・サイド・アップ(Sunny Side Up)」というデッキをご存知だろうか。
このデッキは、《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》とほぞ(マナコストが1マナ以下で、自身の生け贄を起動コストに含む起動型能力を持つカードのこと)を組み合わせ、高速でライブラリーを圧縮するチェイン・コンボデッキの一種。まるでパズルのような複雑な動きで多くのファンを魅了したデッキだったが、コンボ時間が非常に長く大会進行に影響を与えるなどの理由から《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》が禁止に。「サニー・サイド・アップ」はトーナメントシーンから姿を消した。
しかし、『基本セット2020』で「令和のサンライズ」こと《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》が登場したことによって、このデッキは「サニー・サイド・アップ2019」として新たに復活を遂げたのである!
《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》
《精力の護符/Amulet of Vigor(WWK)》
《ミラーリ予想/The Mirari Conjecture(DOM)》
《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》
まずはこのデッキの核となるカードから。
前述した通り、禁止された《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》の代役は《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》が務める。《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》と比較すると1マナ軽くなった代わりに戦場に戻せるパーマネント数は最大2つまでと制限が掛かり、タップインのため大幅な弱体化は否めない。
そこで登場するのが《精力の護符/Amulet of Vigor(WWK)》。このカードを組み合わせることで、タップインによるロスを低減し、チェインコンボが継続できるようになる。このリストでは1枚しか採用されていないが、《作り直し/Reshape(DST)》からサーチできるので問題ない。
また、《ミラーリ予想/The Mirari Conjecture(DOM)》の伝承カウンターを《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》で増殖し、第3章の能力を使えるターンを早めることができる。第三章の能力を使えば、そのターン中に唱えたインスタントやソーサリーをコピーできる…すなわち、《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》をコピーすることで墓地から戦場に戻す対象を増やすことができるのだ。下準備は必要となるが、《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》の弱体化したポイントを上手く補っている。
《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》
《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble(5DN)》
《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries(WAR)》
そして、これらが前述した《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》でぐるぐると使い回す対象となる「ほぞ」達。これらを使い回し、自分のライブラリーを引ききるのが目標となる。これらの「ほぞ」を使い回すほか、《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》を使い回して「増殖」し、《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries(WAR)》の奥義を用いて大量ドローするルートもある。ライブラリーを引ききったら、《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries(WAR)》の常在型能力を用いて勝利!
《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》は基本的に《作り直し/Reshape(DST)》で戦場に引っ張ってくることになる。《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》で使い回すことで大量のマナの獲得に繋がる重要なパーツ。
《妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble(5DN)》はキャントリップ効果が付いているのでライブラリーを高速で掘り進めていくのに用いる。また、一度使用し墓地に落ちた《帰寂からの帰還/Brought Back(M20)》をライブラリーの底に戻し、シャッフル手段を併用して使い回す大事な役割も。
《彩色の星/Chromatic Star(10E)》はシンプルなキャントリップ狙い。ライブラリー圧縮に貢献。
動きが複雑なため、手順をまとめると…。
(1) 《精力の護符》と《ミラーリ予想(3章)》が戦場にある状態で、《睡蓮の花》の能力を起動。キャントリップ付きのほぞを3つまで起動し、ライブラリーを掘り進める。
(2) 《帰寂からの帰還》を唱え、《睡蓮の花》とほぞ3つをアンタップ状態で戦場に戻す。
(3) 再度《睡蓮の花》の能力を起動し、ほぞの能力を起動。ライブラリーを高速圧縮する。途中、《妖術師のガラクタ》があれば一度使用した《帰寂からの帰還》をライブラリーに戻す(シャッフルを併用するとなお良し)。
(4) 引き込んだほぞを展開、ばら撒く。2枚目、3枚目の《帰寂からの帰還》を引き込んだら、またほぞによるドローでライブラリー圧縮を繰り返す。
(5) 自分のライブラリーを引ききって、《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries(WAR)》の常在型能力で勝利!
まさにこの動きは「サニー・サイド・アップ」そのものだ。まさか『基本セット2020』の登場で、永らくトーナメントシーンから姿を消していたデッキが復刻されるとは…!
当時使っていたプレイヤーはもちろんのこと、かねてより「サニー・サイド・アップ」は一人回しとの相性がいいので、パズルのようなデッキを楽しみたいプレイヤーにもおすすめだ。
参考
サニー・サイド・アップ2019(令和のサニーサイドアップ) by 紳士メガネ
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1578916/