デッキリスト
マルドゥミッドレンジ by MARUKAGEGAZ
解説
最初にデッキリストを眺めたとき、土地構成だけを見て「あぁ、マルドゥ機体か」と思ったのも束の間。このデッキには中々お目にかからなかったカードが入っていることに気づいた。そして入念にリストをチェックしたところ、なんとあの機体が入っていない!…そう、このデッキは「マルドゥミッドレンジ」だ。
このデッキは、通常のマルドゥ機体のように1ターン目から時速200kmで展開していくのではなく、ややスピードを落とした構成だ。もちろん「屑鉄場のたかり屋」「ピア・ナラー」などお馴染みのカードは多くみられるものの、「スレイベンの検査官」や「模範的な造り手」などが抜け、全体的に(相手からすれば)いやらしいクリーチャーが多く残された形となっている。相手がより動きづらくなるよう、最低でも1:1交換が狙え、アタックも躊躇わせる「永代巡礼者、アイリ」なども新たに採用され、地上戦での攻防に一役買っている。
特筆すべきは、やはり一際目立つ「不死の援護者、ヤヘンニ」と「スラムの巧技」だろう。
「スラムの巧技」は単体でも攻防に役立つスペルだが、実はこの2枚はちょっとしたコンボになっていて、「スラムの巧技」の効果で「不死の援護者、ヤヘンニ」に繋げると、3回までの除去耐性を備えたヤヘンニが誕生する。返しのターンを生き延びることができれば、「致命的な一押し」「無許可の分解」「歩行バリスタ」などで相手のクリーチャーを除去しつつ成長させるチャンスが生まれ、見た目以上にしぶといクリーチャーだ。
参考
http://magic.wizards.com/ja/node/1131556