『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のフルスポイラーが公開
マジック公式サイトにて、4月23日発売の『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のフルスポイラーが公開されました。
●『ストリクスヘイヴン:魔法学院』:カードイメージギャラリー(通常版)
●『ストリクスヘイヴン:魔法学院』:カードイメージギャラリー(その他)
すっかり恒例となっていますが、鳥コレクターならではの視点で収録されている鳥クリーチャーを見ていきます。
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』はエキスパンションシンボルがフクロウモチーフなので、実質全てのカードが鳥カードと言っても過言ではないのですが(過言ですね)、今回もしっかりチェックしていきます。
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』に収録されている鳥クリーチャーは全部で9種類と超大量!
色配分は白4枚に青3枚、そして多色に2枚。レアリティは神話レア1枚、レア3枚、コモン5枚と、高レアリティの鳥が久しぶりに多いセットです。種類が多い上に高レアリティのものも多く、自ずとテンションも上がるというものです。
それでは見ていきましょう!
スポンサーリンク
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の鳥・クリーチャー
《光輝の学部長、シャイル》
いきなりぶっ飛んだ強さの鳥が現れました!
2マナ1/1の警戒持ちフライヤーであり、空から1点ずつ削れる最低限のスペックを持ちながら、タップ能力で後続を恒久的に強化できる点が非常に強力。2ターン目に是非とも着地させたいカードで、3ターン目に1~2マナの軽量クリーチャーをばらまき、シャイルの能力で強化…というムーブが強烈です。
序盤に出すことができれば、後に出すクリーチャーは1サイズ上げ続けることができるので、実質ロードのような動きが期待できます。いやー強いな…これは鳥デッキ愛好家にとってはかなり欲しかったキーパーツ。鳥好きは個人的に1000枚買え案件!
《学生の代言者、マビンダ》
3マナ2/3フライヤーの神話鳥です。ややコミカルさも見られる風貌で、それだけでもう最高。
能力は自分のクリーチャーを対象とするインスタントかソーサリーであれば、墓地から唱えられるというもの。やや限定的ではあるのですが、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》に似た能力と考えるとわかりやすいでしょうか。明確に1枚分のカードアドバンテージを得られるので、白単色の役割としてはちょっと珍しいかもしれません。
最近のデッキでは『ボロスフェザー』のようなデッキに入れると活躍が期待できるかと。そのほか、本セットに《賢い光術師》のような魔技で自身を強化できるような軽量クリーチャーが収録されているため、それらと組み合わせると悪用できそうです。
《石昇りのスピリット》
2マナ1/2フライヤーという及第点のスペックを持ちながら、4マナと墓地のカードを1枚追放することで自軍のクリーチャーを飛ばすことが可能に。リミテッドではレアリティがコモンということもあって、かなり強力だと思います。
前半は空からチクチクと殴ってダメージを稼ぎつつ、後半は自軍のファッティを飛ばす…という隙のない運用が期待でき、リミテッドでは重要な白の主力になると考えています。
《戦闘学の教授》
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のコモンの鳥、こんなに強くて良いんでしょうか?
戦闘開始時に好きなクリーチャー1体のパワーを上げる能力を持っているため、他にクリーチャーがいなくとも、4マナ3/3フライヤーとしての運用が可能です。レアリティがコモンなのも嬉しく、このカードを複数体並べたり、何らかの方法で自軍のクリーチャーに+1/+1カウンターを乗せられたりしたい場合は、もう止められないはず。優秀だなぁ…!!
《夢の大梟》
3マナ3/2フライヤーという優秀なスタッツを持つ青の鳥・イリュージョン。
青の一部のクリーチャーにありがちな、呪文の対象になったときに生贄に捧げるデメリット能力を持っています。よくみるとこのデメリット能力は「呪文の対象になったときだけ」で、「能力の対象になった場合」はセーフです。ちょっとした注意点ですね。
デメリット能力を持っているものの、死亡時に履修を行うのでアドバンテージ面で損をしません。履修を構えているため除去しづらく、しかし除去せずに放置するとゴリゴリライフを削られてしまうため、相手からすればかなり嫌なカードだと思います。
白青の鳥デッキには率先して入れたいカードのひとつ。
《霜のペテン師》
本当に今回のコモン鳥はどうしちゃったんですかね…?
構築ではさすがに声が掛からないでしょうが、リミテッドでは間違いなく強力です。なにせあの《霜のオオヤマネコ/Frost Lynx(M20)》が同じマナコストで飛んでいるのですから…!
相手の防御を手薄にしながらこちらは殴れるため、リミテッドではこのカードをかき集めるだけで、序盤~中盤にガッツリダメージを稼げるデッキが完成するはずです。イラストが格好良いのもマル。
リミテッドにおける青のバケモン。先輩の《風のドレイク/Wind Drake》が見たら、荷物まとめて実家に帰ると思います。
《理論の学部長、イムブラハム》
第2面のカードですが、しっかりこちらにも鳥がいました。
流石はレア、ダブルシンボルですが4マナ3/3という優秀なスタッツに、ドロー能力がついています。一度の能力起動で手札に加えられるのは1枚のみですが、一度めくって追放したカードには学習カウンターが継続して乗り続ける点に注目。既に目的のカードがめくれているならば、2回目以降の能力起動のマナコストは2マナで済むことになります。
とはいえ、殴るには十分なサイズですし、能力を起動している暇があるなら殴った方が早い気も。構築でどう使っていくかはちょっと悩みどころです。…やはりちょっと重いでしょうか。
《壮大な魔道士》
イラストがカラフルでとても可愛いので、まずあいさつ代わりのプラス10点。
3マナ2/2フライヤーと及第点のスペックを持ちつつ、マナ総量が5点以上のインスタント or ソーサリーのコストを軽減する能力を持ちます。この手のカードは多々ありますが、最近のカードだと《急嵐のトリクス/Thryx, the Sudden Storm(THB)》を見てしまっているため、カード単品としてのインパクトはそこまで大きくなかったです。
ただ、この能力を3マナ(3ターン目)で使えるというところで差別化したいですね。何らかのマナ加速手段と組み合わせて、4ターン目に6マナ以上のカードをぶつけられるアクションができると考えると、面白いデッキの活路が見えて来るかも。
《オーリンの盾魔道士》
5マナ3/3フライヤーというまずまずな性能ですが、ライフ3点ペイ型の護法持ちです。
キャストし即除去されても相手のライフを3点持っていけるため、積極的に戦場に送り込めます。放置すればパンチ一発がそこそこ重いため相手は渋々ライフ3点を払って除去しに来るはず。リミテッドではコモンにも関わらず優秀なカードです。
構築ではさすがに重すぎるので出番は無さそう。ただし、パウパーでは活躍できるデッキがあるんじゃないかとこっそり期待してます。
参考
●『ストリクスヘイヴン:魔法学院』:カードイメージギャラリー(通常版)
●『ストリクスヘイヴン:魔法学院』:カードイメージギャラリー(その他)