今週の海外相場:2020/7/4
今週も『MTG 今週の海外相場」として海外市場で急な高騰/暴落したカードをピックアップしていきます!
日本と海外ではそもそも各フォーマットの分布が大きく異なっており、海外(特にアメリカ)ではカジュアル戦や統率者戦(EDH)に関するカードの販売は一大マーケットとなっています。そのため、トーナメントシーンではまず見かけることがないような意外なカードが高くなることも。日本とは異なる値動きがあるので、ウォッチしていて非常に面白いです。ざっと眺めて、需要の違いを感じて頂けたら幸いです。
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それでは行ってみましょう!今週のピックアップは3枚!
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今週の注目カード
《意志の力/Force of Will(ALL/EMA)》
下環境に「最強のカウンター」として君臨する、説明不要の青のスペル。元々非常に高価なカードですが、アートを担当しているTerese Nielsen氏とウィザーズは今後仕事をせず、氏が手掛けるアートのカードは今後再販・再録されないことが確定しているため、『アライアンス』版、『エターナルマスターズ』版ともに上がってきています。
元々汎用性の高い一級品のスペックで、複数枚積まれることの多いカード。更にここで別の要素が加わったことにより、今後もじわじわと上がっていきそうです。
《エズーリの捕食/Ezuri's Predation(C15)》
海外の人気Youtubeチャンネル:『The Command Zone』のとある動画において、この《エズーリの捕食/Ezuri's Predation(C15)》が大きな爪痕を残しました。
素のコストはトリプルシンボルの8マナと非常に重いですが、「対戦相手のクリーチャー全てに4点のダメージを与える」ように使うことができます。しかも、相手クリーチャーのパワーが3以下であれば、その分だけ4/4のトークンが自軍に残るというオマケ付きです。緑単色のデッキでは貴重な全体火力としても使え、トークンが残ればそのまま勝ち手段にもなるド派手なカード。これまで『統率者2015』にしか収録されていません。
海外ではこういう派手な必殺技的カードが人気ですね。。。
トレカ(マジックザギャザリング)【BOX】MTG ダブルマスターズ ブースターパック 日本語版
《婆のあばら家/Auntie's Hovel(LRW)》
『基本セット2021』に収録されている《人目を引く詮索者/Conspicuous Snoop(M21)》を用いたコンボが着目され、モダン環境において、黒赤ベースのゴブリンデッキに人気が集中してきています。これらのデッキで使用すれば、この《婆のあばら家/Auntie's Hovel(LRW)》は《血の墓所/Blood Crypt(RNA)》よりも有効な選択肢となるため一気に高騰。既に先週の時点で値上がりし始めていましたが、そこから更に伸びたのでピックアップと相成りました!