今週の海外相場:2020/5/24
今週も『MTG 今週の海外相場」として海外市場で急な高騰/暴落したカードをピックアップしていきます!
日本と海外ではそもそも各フォーマットの分布が大きく異なっており、海外ではカジュアル戦や統率者戦(EDH)が一大マーケットとなっています。そのため、トーナメントシーンではまず見かけることがないような意外なカードが高くなることも。日本とは異なる値動きがあるので、ウォッチしていて非常に面白いです。ざっと眺めて、需要の違いを感じて頂けたら幸いです。
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それでは行ってみましょう!今週のピックアップは5枚!
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今週の注目カード
《セファリッドの警官/Cephalid Constable(10E)》
ダブルシンボルなのにボディは1/1、回避能力も一切なしという心もとないスペックですが、相手に与えた戦闘ダメージ分だけ相手のパーマネントをバウンスするという超強力な能力を持っています。4月に注目されそこからジワジワ伸びてきているカードですが、その理由は「変容」メカニズムと相性がとても良いからです。
例えば《夢尾の鷺/Dreamtail Heron(IKO)》で変容すれば、3/4フライヤーと化すのでバウンス能力を発揮しやすくなります。マナ域もちょうどいいですね。
《Thought Lash(ALL)》
累加アップキープ持ちのエンチャントで、ざっくりいうと「ライフへのダメージ1点につきライブラリーのカード1枚に肩代わりしてもらえるようになる」カードです。ライブラリー枚数が多ければそれだけ多くのダメ―ジを肩代わりできるので、バベル系列のデッキに仕込むとアグロデッキへの対策となります。
累加アップキープを払わないとライブラリーのカードを全て追放するというデメリットを逆手にとり、《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac(ISD)》と組み合わせる荒業も。最近では《タッサの神託者/Thassa's Oracle(THB)》系列のコンボデッキで見かけます。
《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker(ELD)》:拡張アート
なぜか拡張アート版が海外で非常に人気です。特に使われた実績も無いので、完全にカジュアル需要…?
この漢らしいイラストが人気なんでしょうか?…謎です。
《紛糾/Complicate(ONS)》
『オンスロート』で登場した、相手に追加のマナを要求する系列のカウンターです。普通に使う分には1マナ重い《マナ漏出/Mana Leak(STH)》といったところですが、サイクリングにより無駄牌になりにくいことと、サイクリング時にもミニ《マナ漏出/Mana Leak(STH)》として使える点が優秀です。小回りが利くナイスアンコモン。
《始源のハイドラ/Primordial Hydra(M13)》
毎ターン自身に乗っている+1/+1カウンターの数を倍にしていく驚異のハイドラ。雑に3ターン目にX=1で出しても、1/1...2/2...4/4...と4ターン後には16/16という即死級のサイズになります。カウンターの数が10個以上になれば自前でトランプルを持つこともでき、相手に与えるプレッシャーは相当なものです。
海外ではこうした「The・パワー」と言わんばかりのカードは国内よりも人気が高めです。