デッキリスト
ラザーヴ・ノート by tuaa
Creatures (15) 2 Pteramander 4 Nimble Mongoose 3 Lazav, the Multifarious 2 Dark Confidant 4 Phyrexian Dreadnought Spells (27) 1 Vision Charm 4 Stifle 4 Daze 4 Force of Will 4 Brainstorm 3 Fatal Push 1 Berserk 2 Collective Brutality 4 Ponder | Lands (18) 1 Island 2 Verdant Catacombs 4 Wasteland 4 Polluted Delta 1 Bayou 2 Underground Sea 2 Tropical Island 2 Misty Rainforest Sideboard (15) 2 Surgical Extraction 2 Misdirection 2 Abrupt Decay 2 Toxic Deluge 2 Force of Negation 3 Duress 1 Painful Truths 1 Engineered Explosives |
◆日本語リスト
【クリーチャー】
2:《プテラマンダー》
4:《敏捷なマングース》
3:《万面相、ラザーヴ》
2:《闇の腹心》
4:《ファイレクシアン・ドレッドノート》
【スペル】
1:《幻視の魔除け》
4:《もみ消し》
4:《目くらまし》
4:《意志の力》
4:《渦まく知識》
3:《致命的な一押し》
1:《狂暴化》
2:《集団的蛮行》
4:《思案》
【土地】
1:《島》
2:《新緑の地下墓地》
4:《不毛の大地》
4:《汚染された三角州》
1:《Bayou》
2:《Underground Sea》
2:《Tropical Island》
2:《霧深い雨林》
【サイドボード】
4:《ドビンの拒否権》
1:《無限への突入》
2:《メレティス誕生》
4:《燻蒸》
1:《副陽の接近》
1:《サンドワームの収斂》
2:《時を解す者、テフェリー》
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解説
Phyrexian Dreadnought / ファイレクシアン・ドレッドノート (1)
アーティファクト クリーチャー — ドレッドノート(Dreadnought)
トランプル
ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、これを生け贄に捧げる。
12/12
Lazav, the Multifarious / 万面相、ラザーヴ (青)(黒)
伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
万面相、ラザーヴが戦場に出たとき、諜報1を行う。(あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚見る。あなたはそのカードをあなたの墓地に置いてもよい。)
(X):あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー・カード1枚を対象とする。万面相、ラザーヴは、名前が《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》であり、他のタイプに加えて伝説であり、この能力を持つことを除いてそれのコピーになる。
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今回のピックアップデッキはレガシーの「ラザーヴ・ノート」!
この「ラザーヴ・ノート」は、レガシーのアーキタイプのひとつである「スタイフルノート」を現代版にアレンジした最新型のデッキ。
本題に入る前に、まず簡単に「スタイフルノート」について解説しておこう。
このアーキタイプはわずか1マナでありながら12/12という強烈なサイズを誇る《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》と、起動型能力か誘発型能力を打ち消すことができる《もみ消し/Stifle(SCG)》を組み合わせたコンボデッキだ。《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》が戦場に出た際のデメリット効果を《もみ消し/Stifle(SCG)》で打ち消すことにより、最序盤から「12/12トランプル」で殴りかかることができるため、2発殴ればそのまま勝ちというわけだ。
《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》
《もみ消し/Stifle(SCG)》
《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious(GRN)》
《幻視の魔除け/Vision Charm(VIS)》
上記のコンボを決めるためには2マナ必要なため、従来の「スタイフルノート」は《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》などを採用することで1ターン目から奇襲をかける形が多かった。しかしながらこのコンボは非常に大振りで、タイミング良く除去やカウンターを当てられてしまうとテンポロスが大きくリカバーが効かないという弱点を持つ。そこで、今回のデッキは1ターン目の奇襲を諦め、《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》は思い切って不採用に。デッキ全体として「より粘り強く戦える」方向へシフトさせている。
今回「ラザーヴ・ノート」に進化するにあたって、新たに採用された秘密兵器は、なんと《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious(GRN)》!
たとえスタイフルコンボをかわされてしまったとしても、墓地に《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》があれば《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious(GRN)》はそれに化けることができる。この能力で化ければ《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》のデメリット能力は考慮しなくて良くなるため、実質コンボルートが増えたようなものだ。
墓地に《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》を落とすためには、戦場を経由せずとも、ライブラリーから墓地に直接落とす技もある。《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious(GRN)》による諜報もそのひとつであるし、この手のデッキでは以前から採用されている《幻視の魔除け/Vision Charm(VIS)》を使う手も。《幻視の魔除け/Vision Charm(VIS)》は《もみ消し/Stifle(SCG)》の代わりとして機能させることができる上、1番上のモードである「ライブラリーのカードを上から4枚墓地に落とす」ことで《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》を墓地に送り込んでからコピーする…といった戦い方もできるようになった。
こっそりと《狂暴化/Berserk(CN2)》も仕込まれており、あわよくば一撃必殺も可能だ!
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《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
また、「スタイフルノート」というアーキタイプの「アドバンテージを獲得できるカードが少ない」という弱点は、《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》でガッチリとカバー。
全体的にマナコストが低めのカードで構成されているため、継続的なアドバンテージ源として期待できる。ただし、コンボを通すための守りの要である《意志の力/Force of Will(ALL)》は5マナなので注意しておくこと。
《プテラマンダー/Pteramander(RNA)》
《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》
この「ラザーヴ・ノート」はどちらかといえば「構える」タイプのデッキではなく、積極的に手札を使っていくタイプのため、デッキとして全体的に墓地が肥えやすい。この性質を利用して、《プテラマンダー/Pteramander(RNA)》と《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》という「墓地が肥えることでメリットを享受できるクリーチャー」を多く採用している。
どちらも基本は1マナ1/1という小粒のクリーチャーだが、墓地が十分に超えていれば《プテラマンダー/Pteramander(RNA)》は5/5飛行、《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》は3/3被覆と素晴らしいコストパフォーマンスに!たとえメインウェポンの《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》+《もみ消し/Stifle(SCG)》によるコンボが捌かれたとしても、これらの優秀な軽量クリーチャーによるビートダウン戦法に切り替えるという「二の矢」がある。コンボを凌いで安心している相手の意表を突いてやろう!
「スタイフルノート」というアーキタイプ自体は2007年7月にオラクル更新(ファイレクシアン・ドレッドノートのエラッタ解除)された頃から存在するが、古くから抱える弱点に着目し、その弱点を克服するべくしっかりとチューンしたデッキに見える。クラシカルなギミックは踏襲しつつも、意欲的な新要素を取り入れたこの「ラザーヴ・ノート」。往来の名デッキが時代に合わせて進化していくさまを見られるのは本当に面白いね!
マジックザギャザリング/日本語版/R/Mirage(ミラージュ)/ :ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought
参考
ラザーヴ・ノート by tuaa
http://teamys.net/top/deckall.php/LEGACY/1/1622465/