『マジック・マナストライク』サービス開始!
マジックをモチーフとしたスマートフォン用ゲーム:「マジック・マナストライク」がリリースされました。既に各所でレビューが上がっていますが、遅ればせながら私も触ってみたので書き連ねてみます。半日程度触った時点でのファーストインプレッションです。(注意!忖度無しで正直に書いています)
前置きしておくと、今回予備知識は一切仕入れずにダウンロードしています。私の場合、この「マジック・マナストライク」がどういったゲームなのかもわからないままスタートしました。結論から先に言ってしまうと、ゲーム力の低いおじいちゃんの私には厳しいものでした。そう、この「マジック・マナストライク」のジャンルは「リアルタイムストラテジー」だったのです。
プレイヤーはプレインズウォーカーを1人選びデッキを組んで戦うのですが、選んだプレインズウォーカーによってデッキに採用できるクリーチャーやスペルの範囲が制限されています。この辺りは「ハースストーン」なんかをイメージして頂けるとわかりやすいかと。デッキ枚数は7枚で、上限枚数が少なすぎるため「デッキを組む」というよりは「チームを編成している」という感じ。良く言えばカード資産が少なくても楽しめ、運要素を可能な限り引き下げる試みとも言えますね。それでも、やはり「デッキを組んでいる感」があまり無いんだよなぁ。。。
肝心のバトルは3分間のリアルタイムバトル方式。画面の見方として、左側が自軍、右側が敵軍です。
クリーチャーやプレインズウォーカーを駆使して相手の陣地に攻め込み、相手陣地の中央に配置されているガーディアンを先に倒した方の勝ち。また、ガーディアンの上下には1体ずつサブガーディアンが配置されており、タイムアップ時にはサブガーディアンを倒した数の多いプレイヤーの勝ちとなります。
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時間経過とともに使えるマナが増えていき、そのマナを消費することでクリーチャーやスペルを使うことができます。カードを使う際は手札からカードをドラッグするだけでOK。カードにはマナコストが設定されており、当然ながら強いカードほど重めのマナコストになっています。
また、クリーチャーには各自HPが設定されていて、HPが尽きるまで自動で進軍、攻撃を繰り返します。マジックの世界観のクリーチャーが3Dモデルでわらわらと動くさまは見ていて面白いです。
バトル時間は3分ですが、残り時間が1分を切ると「マナストライク」という状態になり、マナが貯まる速度が2倍になるなど、バトルがより白熱するような仕掛けが。
...というのがざっくりとしたゲームの流れなのですが、お気付きの方は多いでしょう、ぶっちゃけてしまうと「マジックをモチーフにしたクラロワ」です。
拭えない「これじゃない」感
もちろんマジックのキャラクターが動いたり、多少のカード集めの要素があったりはするのですが、ゲームシステムはそのまんま「クラロワ」であり、残念ながら本家との明確な差別化や、独自の強みという部分は見えてきませんでした。その印象を抱いてしまった時点で、私には合わないのでしょう。
最初のムービーやグラフィックは大変素晴らしいものだったのですが、「マジックのゲームなのに、マジックをしている感が薄い」というのは私にとって受け入れがたいものでした。マジックをしないのなら「もっと振り切った別の何か」であってほしかったですし、蓋を開けてみれば「既存のゲームに似たもの」であったことについては非常に残念です。
「クラロワライクなゲーム」単体として見れば面白いゲームなのかもしれませんが、期待していたものとは全く異なる出来でした。随所で入手できるスタンプが可愛らしかったり、課金要素が薄く無料でも十分遊べていけそうなのはユーザーフレンドリーだなと思いましたが、やはり独自性が見えない。
私自身複数のスマホゲームを並行してプレイしている身なので、ひとつにゲームに割ける時間は限られています。その限られた時間の中で「このゲームを遊び続けたい」とはどうしても思えませんでした。マジックをモチーフとしたゲームなのでできれば続けたかったのですが、一通り触って満足し、そっとアンインストールしたのでした。