デッキリスト
ライジング・ホース by gaku
Creatures (22) 4 Glory-Bound Initiate 4 Lone Rider 4 Filigree Familiar 2 Lantern Scout 1 Felidar Sovereign 4 Crested Sunmare 3 Thalia, Heretic Cathar Spells (14) 4 Gideon, Ally of Zendikar 4 Ondu Rising 2 Authority of the Consuls 4 Cast Out | Lands (24) 4 Shefet Dunes 2 Blighted Steppe 18 Plains Sideboard (15) 2 Stasis Snare 2 Fragmentize 2 Blessed Alliance 4 Hope of Ghirapur 2 Captain's Claws 1 God-Pharaoh's Gift 2 Crook of Condemnation |
解説
Crested Sunmare / 冠毛の陽馬 (3)(白)(白)
クリーチャー — 馬(Horse)
あなたがコントロールする他の馬(Horse)は破壊不能を持つ。
各終了ステップの開始時に、このターンにあなたがライフを得ていた場合、白の5/5の馬クリーチャー・トークンを1体生成する。
5/5
遡ること2週間前、『破滅の刻』のプレビューで《冠毛の陽馬/Crested Sunmare(HOU)》が発表されたとき、私の心は強く打たれた。「馬」というマイナーな種族のバックアップ、単体でも運用しうるスペック、愛くるしいルックス、そして神話レアというファビュラスさ。一瞬で心奪われた私は、このカードが次期スタンダードの主役となることを確信した。
さっそくこのカードの魅力を紙束MTG(ほぼ専属)ビルダーであるgaku氏に伝え、《冠毛の陽馬/Crested Sunmare(HOU)》を主軸としたお馬さん育成デッキの開発を依頼。そして今日、スタンダードに変革をもたらすデッキのリストがついに完成したのである。
とくとご覧あれ、これが夏の新作:「ライジング・ホース(Rising Horse)」だ!!
この「ライジング・ホース」は、白単色のお馬さん育成ゲーム…もとい白単ビートダウンデッキ。白単といってもアグロ寄りの速攻デッキではなく、《冠毛の陽馬/Crested Sunmare(HOU)》を主軸に。
馬クリーチャー・トークン生成能力を最大限に生かすため、ライフゲイン手段が豊富に投入されている形だ。ライフゲイン手段は、8種23枚。実にデッキの1/3以上がライフ獲得手段と化しており、どんな角度からもライフゲインが可能。
《栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiate(AKH)》はクロックとして強烈な上、督励によって4点ゲイン手段にも。《単体騎手/Lone Rider(EMN)》は2マナのクロックとしてはやや貧弱だが、《栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiate(AKH)》の督励アタック後に出すなどの工夫で2マナとは思えない働きをするようになる。
《金線の使い魔/Filigree Familiar(KLD)》はCIPでのライフゲインとチャンプブロックによる1ドローが主な役割。アドバンテージを失わないため、出し惜しみせずに使っていける。《ランタンの斥候/Lantern Scout(BFZ)》は同盟者シナジーは期待できないものの、CIP能力でそのターン限りの絆魂付与手段として使用可能。
また、クリーチャーが横に並びやすいため、《荒廃した草原/Blighted Steppe(BFZ)》で大量ライフゲインからの《フェリダーの君主/Felidar Sovereign(ZEN)》による特殊勝利も十分射程圏内だ。
Ondu Rising / オンドゥの蜂起 (1)(白)
ソーサリー
このターン、クリーチャーが1体攻撃するたび、ターン終了時まで、それは絆魂を得る。
覚醒4 ― (4)(白)(この呪文を(4)(白)で唱えたなら、加えて、あなたがコントロールする土地1つを対象とする。それの上に+1/+1カウンターを4個置く。それは速攻を持つ0/0のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。)
そして、忘れてはならないのが《オンドゥの蜂起/Ondu Rising(BFZ)》の存在。実はこのデッキ、デッキ構築の検討が始まる前から「ライジング・ホース」という名前だけが決まっていた。単に「語感がよいから」という理由で付けていたコードネームであったが、ライフゲインという目的を満たしながら、「Rising」という名前を冠したうってつけのカード、それが《オンドゥの蜂起/Ondu Rising(BFZ)》だ。「覚醒4」のお陰で後半に引いても腐りにくいのがポイント。
その他にも、《領事の権限/Authority of the Consuls(KLD)》でアグロデッキのスピードを落としつつライフゲインしたり、《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar(EMN)》でクリーチャーや特殊地形を寝せることで相手の動きを妨害。どうしても処理しきれないカードには《排斥/Cast Out(AKH)》で退場を狙う。盤面に干渉できるカードはこの《排斥/Cast Out(AKH)》のみなので、使いどころには注意。
こうして時間を稼ぎ、《冠毛の陽馬/Crested Sunmare(HOU)》までたどり着いたらダー〇ースタリオンがスタート。豊富なライフゲイン手段を用いて毎ターン5/5の馬・トークンを量産できる。破壊不能を持つサラブレッド達は、瞬く間に戦場を駆け抜け、ゲームを終わらせてくれるはずだ。
参考
ライジング・ホース by gaku
デッキリスト提供に感謝!