デッキリスト
白黒ゾンビ by KLURGSEN
Creatures (30) 4 Cryptbreaker 4 Diregraf Colossus 4 Dread Wanderer 4 Lord of the Accursed 4 Plague Belcher 4 Relentless Dead 2 Scrapheap Scrounger 4 Wayward Servant Spells (10) 2 Liliana, the Last Hope 2 Dark Salvation 4 Fatal Push 2 Grasp of Darkness | Lands (20) 2 Aether Hub 4 Concealed Courtyard 4 Shambling Vent 10 Swamp Sideboard (15) 1 Swamp 2 Dark Salvation 1 Anguished Unmaking 2 Binding Mummy 2 Collective Brutality 2 Dispossess 1 Liliana, Death's Majesty 1 Liliana's Mastery 1 Never // Return 2 Transgress the Mind |
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解説
「イニストラードを覆う影」ブロックで多くのゾンビ・カードが収録されたが、環境に食い込むまでは至らなかったゾンビデッキ。不足していたパズルのピースがアモンケットに収録されたことで、ローグデッキの一角だったゾンビデッキに一筋の光が射した。これが最新のゾンビデッキ:「白黒ゾンビ」だ!
クリーチャーが30枚と、実にデッキの半分を生物が占めている。これらのゾンビ達は低マナ域のカードが多く、マナカーブの頂点を3マナにすることで土地を20枚まで切り詰めている。また、白黒といっても白はタッチカラーで、メインの《むら気な召使い/Wayward Servant(AKH)》、そしてサイドボードの《束縛のミイラ/Binding Mummy(AKH)》のためだけに採用されており、ほぼ黒単の構成に近い。
これまでも《無情な死者/Relentless Dead(SOI)》や《墓所破り/Cryptbreaker(EMN)》など、優秀なゾンビカードは存在していたが、形にするとややパワー不足だったゾンビデッキ。アモンケットで獲得したのは、《戦慄の放浪者/Dread Wanderer(AKH)》《呪われた者の王/Lord of the Accursed(AKH)》《疫病吹き/Plague Belcher(AKH)》《むら気な召使い/Wayward Servant(AKH)》の4枚だ。
《戦慄の放浪者/Dread Wanderer(AKH)》は1マナ2/1と優秀なクロック要員で、墓地から復活する効果を持っているため惜しみなく使っていくことができる。《呪われた者の王/Lord of the Accursed(AKH)》はゾンビデッキが待ち望んでいたゾンビ・ロード。パワー不足になりがちなゾンビの打点を跳ね上げると共に、威迫を持たせる能力で相手のライフを大幅に削る。
《疫病吹き/Plague Belcher(AKH)》は-1/-1カウンターを他のゾンビに押し付ければ3マナ5/4威迫と驚異のマナレシオを持つクロックとなる。また、盤面が膠着してしまっても、ゾンビを特攻させることであと数点のライフを削り取る役割も。《むら気な召使い/Wayward Servant(AKH)》は2ターン目に真っ先に出したいクリーチャーだ。ゾンビを出すだけでライフ差が2ずつ広がるのだから、生き残れば2マナとは思えない働きをしてくれる。
また、《戦墓の巨人/Diregraf Colossus(SOI)》もこのデッキにおいては非常に良い選択だ。序盤に引けばゾンビを唱えたときのボーナスを狙え、後半に引けばサイズアップしマナレシオの高いゾンビとして場に出すことができるため腐りにくい。これまであまり日の目を見ないカードだったが、アモンケットで優秀な軽量ゾンビ達を得たことでついに活躍の場が与えられた。
スペルは黒ではすっかりお馴染みの除去が並んでいるが、《闇の救済/Dark Salvation(EMN)》が光る。土地を絞っているこのデッキでは撃ててX=2が限度だが、十分な数のゾンビが並んでいればX=0で撃ち、1マナのソーサリー除去として使用できることも覚えておこう。
参考
MO COMPETITIVE STANDARD CONSTRUCTED LEAGUE:5-0
http://magic.wizards.com/ja/node/1153741