『イコリア：巨獣の棲処』リリースノート：これだけは押さえておきたい新メカニズムのルーリング

⇒これは恐らくわかりやすいと思います。1つのパーマネントの上に同じ種類のキーワード・カウンターを複数置くことが可能ですが、特に効果としては意味を持ちません。

また、ミシュラランドなど一時的にクリーチャー化しているパーマネントにキーワード・カウンターを乗せることも可能です。たとえクリーチャーでなくなってしまっても、そのパーマネントが再度クリーチャー化すればキーワード・カウンターの能力が機能します。

ただし、接死カウンターと絆魂カウンターだけは例外で、クリーチャーでないパーマネントの上に置かれてもそのパーマネントがダメージを与えれば接死 or 絆魂の能力が機能します。

「変容」の最も重要なポイントです。

変容持ちクリーチャーを変容コストで唱える場合、人間でないクリーチャー１体を対象に取ります。そのまま解決された場合はそれらのカードは融合し「合同パーマネント」となり、スタックで除去されるなどして対象不成立となってしまった場合は、唱えたカードはそのまま戦場に出ます。対象不成立時に墓地に送られたりはしないという点を覚えておきましょう。

「変容」は、あくまでも既に戦場に出ているクリーチャーの性質を変化させるというイメージです。

したがって、「変容」が解決された場合、クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力は誘発しません。しかし、前述したように対象不成立だった場合は変容コストで唱えたクリーチャーがそのまま戦場に出ることになるので、この場合は誘発します。

変容に回数制限はないので、1体のクリーチャーを次々と変容させて、自分だけの強力なクリーチャーを生み出すことができます。

複数回の「変容」を行うときは、変容コストで唱えたクリーチャー・呪文を対象の一番上に置くか、一番下に置くかしか選べません。後述しますが、合同パーマネントの多くの性質を決めるのは一番上に置いてあるカードです。

これはシンプルです。たとえ変容コストで唱えたとしても、スタック上にある間は「クリーチャー・呪文」として扱われます。

この段階で打ち消されてしまった場合は、通常のクリーチャー呪文と同じように墓地に置かれます。

書き方が少々わかりにくいポイントですが重要です。

例として、戦場にあるあなたの《水晶壊し》を対象とし、手札の《夢尾の鷹》を変容コストで唱えたとします。

変容が解決し2つのパーマネントは融合しますが、このとき《水晶壊し》の「対戦相手がコントロールしているアーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし破壊する」能力と、《夢尾の鷹》の「カードを1枚引く」能力はどちらも誘発します。また、誘発の解決順はコントローラーが自由に選ぶことができます。

合同パーマネントは、戦場にある間は1つのパーマネントとして扱われます。

「変容」を2度行い3枚のカードが重なった状態の《願いの頂点、イルーナ》が破壊される場合、3枚のカードがまとめて墓地に送られます。

合同パーマネントは戦場にある間は1つのものとして扱われますが、戦場を離れると分離します。

合同クリーチャーに対して《運命のちらつき/Flicker of Fate(THB)》のようなブリンク（クリーチャーを一時的に追放し、その後戦場に戻す）を撃つと、独立したクリーチャーとしてそれぞれ戦場に戻ってきます（上記の例では3体）。

ちょっと複雑なので、まとめて図にしました。是非下の図をご覧ください！