今週の海外相場:2020/5/17
今週も『MTG 今週の海外相場」として海外市場で急な高騰/暴落したカードをピックアップしていきます!
日本と海外ではそもそも各フォーマットの分布が大きく異なっており、海外ではカジュアル戦や統率者戦(EDH)が一大マーケットとなっています。そのため、トーナメントシーンではまず見かけることがないような意外なカードが高くなることも。日本とは異なる値動きがあるので、ウォッチしていて非常に面白いです。ざっと眺めて、需要の違いを感じて頂けたら幸いです。
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それでは行ってみましょう!今週のピックアップは4枚!
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今週の注目カード
《熟達の戦士ジェスカ/Jeska, Warrior Adept(JUD)》
『オデッセイ』の主人公:カマールの妹がこのジェスカです。物語が進むにつれ死亡、《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable(LGN)》として復活。後にアクローマなどと合体して《邪神カローナ/Karona, False God(SCG)》になったりと、壮絶な人生を歩むことになります。
さて、カード単体のスペックとしては昨今のクリーチャーの質を考えると平凡です。ざっと調べてみましたがEDHを含む様々なデッキで着目されているわけではないので、投機対象となり一時的に市場在庫が無くなっただけだと思います。とはいえ、こうした古いカード且つ伝説のクリーチャーは投機対象になりやすいので注意です。
《難問の鎮め屋/Vexing Shusher(SHM)》
2マナ2/2という最低限のスペックを持ち、後続のクリーチャーをカウンターから守ってくれる優秀なカード。これ自身も打ち消されないというのが素晴らしく、クリーチャー主体のビートダウンデッキにとってはパーミッションデッキに対する明確な対抗策となりえます。
『シャドウムーア』で登場して以来、まだ一度も再録されていません。モダンの「グルールムーン」や「ゴブリン」系のデッキに投入されることが多いですが、特に特定のデッキが結果を残したわけではありません。海外の掲示板で話題になったのがトリガーの模様?
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond(STH/V10)》
元から高価な《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》ですが、非常に好調な伸びです。これは凄い。
ここ2ヵ月、国内相場で見ても一段階価格が上がっています。レガシー、ヴィンテージ、EDHと複数のフォーマットにまたがり活躍する人気カードですが、海外では安定した投機対象として購入されることも多いようです。
《汚れた契約/Tainted Pact(ODY)》
テキストは非常にわかりにくいですが、ライブラリートップを好きなカードがでるまでめくり続け、目的のカードが出たら手札に加えることができます。ただし、途中で同じカードが2枚めくれてしまったらそこで終了、なにも得られないというリスクを抱えたサーチカードです。最も危険なのは基本土地で、多色ベースにした方がヒット率は高まります。
EDHで使用するとハイランダー構築のため確定サーチとなり、2マナという軽さを考えると非常に高いパフォーマンスを発揮。完全にEDH需要での高騰ですね。国内でも年明けぐらいからじわじわ上がってきています。