今週の海外相場:2020/5/11
ゴールデンウィークは終わってしまいましたが、今週も『MTG 今週の海外相場」として海外市場で急な高騰/暴落したカードをピックアップしていきます!
日本と海外ではそもそも各フォーマットの分布が大きく異なっており、海外ではカジュアル戦や統率者戦(EDH)が一大マーケットとなっています。そのため、トーナメントシーンではまず見かけることがないような意外なカードが高くなることも。日本とは異なる値動きがあるので、ウォッチしていて非常に面白いです。ざっと眺めて、需要の違いを感じて頂けたら幸いです。
毎日(必ずでは無いですが)気になった値動きのカードはTwitterで速報としてつぶやいておりますので、良かったら当サイトのアカウントのフォローもよろしくお願いします!(唐突な宣伝)
それでは行ってみましょう!今週のピックアップは7枚!
スポンサーリンク
今週の注目カード
《魔力の櫃/Mana Vault(5ED)》
EDH御用達の定番アーティファクト。わずか1マナで設置でき、一時的に3マナものブーストを可能にする優秀なカードです。
レガシーでは禁止のため、当然EDHのみの需要で上がってきました。非常に多くのデッキで採用されている、「定番」とも言えるカードでしょう。《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》と同様に《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker(IKO)》とのコンボパーツとしても使えます。
《最後の賭け/Final Fortune(MIR)》
初出は『ミラージュ』ですが『第6版』『第7版』で再録されています。いずれも海外では上がっていますが、特にこの『ミラージュ』版の飛びっぷりが凄まじいです。特定のデッキで結果を出した…というよりも、もともと海外市場の在庫が少なかったのと、投機的な理由で大量に買われてしまった可能性が高いです。一種のフィーバー状態ですが、来週以降どうなるか、動向が気になります。
効果は追加ターンを得る代わりに、そのターン中に勝てないと負けてしまうという大博打系カード。赤の《面晶体の掘削者、ザダ/Zada, Hedron Grinder》デッキでよく使ってました。
《神秘の教示者/Mystical Tutor(6ED)》
「教示者」サイクルの中では比較的再録されているほう…ですが、ヴィンテージやEDHでの使用率から人気が高まり海外では高騰しています。中でも唯一の白枠、『第6版』のものが人気です。なぜでしょうね?
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope(IMA)》
美しさだけでなく、強さまで兼ね備えた白のフィニッシャー。下環境でもまれに見かけますが、やはり主戦場はEDHでしょう。
今回値上がりの動きを見せたのは『アイコニックマスターズ』版です。一度着地してしまえば白が得意とする全除去が撃ち放題となるため、勝利は目前!
《俗世の教示者/Worldly Tutor(6ED)》
先週の記事で海外で高騰したカードとして紹介しましたが、今週もまだまだ勢いは止まりません。
基本的に海外ではパワフルな緑のEDH向けカードは国内に比べて需要が高く、それに引っ張られた結果なのかもしれませんね。アンコモンのカードなので、押し入れの奥に眠っていないか探してみましょう!
スポンサーリンク
《マナの反射/Mana Reflection(SHM)》
緑絡みのEDHデッキでは見かけることが多いカードですが、実はこれまで一度も再録されていません。
生み出すマナを1マナ増やすのではなく「2倍にする」なので、バウンスランドなどの複数のマナを生み出せるカードと相性が良いです。6マナと重めですが、設置してしまえば大抵マナには困らなくなります。
《マナの残響/Mana Echoes(ONS)》
クリーチャーが戦場に出ると、自分がコントロールする同じクリーチャー・タイプのクリーチャーの数だけマナを出せるようになるエンチャント。不特定マナのみでクリーチャーを生成できる能力を持ったカードがあれば、組み合わせることで無限コンボになります。《スリヴァーの女王/Sliver Queen(STH)》なんかとペアで使われるカードの代表です。
『オンスロート』で登場したきり一度も再録されていないカードな上、EDHでも出番の多いカードなので既に国内でも高いですね。