『破滅の刻』:「多色・無色」の高評価コモン・アンコモンをピックアップ
『破滅の刻』のカードが全て公開され、近々『破滅の刻」:プレリリース・イベントやシールド・イベントが各地で開催される。準備として、もちろん全てのカードを把握できれば完璧だが、限られた時間の中では難しい。
そこで、紙束MTGでは「各色毎に有用そうな高評価コモン・アンコモン」をピックアップ。各色のキーとなり得る注目カードに絞って掲載しているので、忙しい学生プレイヤーや社会人プレイヤーも安心だ。空いた時間にさっと眺めることで、効果的な予習が可能。また、初心者においてはデッキ構築時間の短縮にも繋がると思う。
今回は「多色・無色・土地」編だ。
是非、各自の予習に役立ててほしい。(なお、評価はシールドを基準としている。)
●『アモンケット』のリミテッド対策の復習はこちらから。
⇒アモンケット:リミテッド攻略記事まとめ(カード評価、除去/バットリ、環境分析)
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『破滅の刻』:「多色」の注目カード(アンコモン)
多色には5種類のアンコモンが存在するが、いずれも色が合えば強力。
《川ヤツガシラ》は2マナ1/3のフライヤー。飛行部隊としてはパワーが低いが、リソースが切れマナが余る後半、恒久的なドロー+ライフをもたらしてくれる。《オベリスクの蜘蛛》は①戦闘ダメージを与えるとそのクリーチャーに-1/-1カウンターを乗せる能力と、②-1/-1カウンターを乗せると1点ドレインする能力を併せ持つ。能力が自己完結しており、コモン・アンコモンの飛行クリーチャーのほとんどを止められる。
《ほころびミイラ》は攻撃しているゾンビに絆魂と接死を付与できるカード。どちらもリミテッドでは強力な能力のため、自身に使ってもよい。《毅然たる生き残り》は3マナ3/3と十分なサイズ。クリーチャーを督励するたびに1点ドレインする効果も付いているので、他に督励持ちのクリーチャーが多く取れた場合や、最後の数点の押し込みに。
《血水の化身》は3マナ2/2飛行とスペックとしては十分。果敢による打点の底上げと、CIP能力で墓地のインスタントorソーサリーを使い回す能力も備えており、いつ引いても使い道のあるカード。
『破滅の刻』:「無色」の注目カード(コモン)
《旅行者の護符》は貴重な色サポート。3色・4色デッキの動きを安定させたいときに。《忘れられた王族の壁》はどの色でも使用できる壁。序盤~中盤のクリーチャーの大半を止められるタフネスを持ち、砂漠があれば相手のライフを毎ターン1点ずつ削るダメージソースに早変わり。砂漠の枚数次第では化ける。
《マナリス》は貴重なマナ・アーティファクト。好きな色マナを出せるのが魅力で、マナ加速と色サポートを同時にこなせる。《旅行者の護符》と同様、多色デッキを安定させたいときに使おう。
『破滅の刻』:「無色」の注目カード(アンコモン)
《黄昏のピラミッド》はどの色でも使えるドローソース。3回限りという制約はあるものの、ドローが苦手な色にはありがたい。石材カウンターを使い切ってしまっても、占術はいつでも行えるため無駄にならない。リミテッドにおいて、後半の引きムラを占術で防ぐことができるのは強力。
『破滅の刻』:「土地」の注目カード(アンコモン)
アンコモンの砂漠サイクルはどちらもアンタップインで無色マナを生み出すことができ、ライフ1点と引き換えに色マナも生み出せる。《シェフェトの砂丘》は5マナ相当でクリーチャー全体を+1/+1、《イフニルの死界》は5マナ相当でクリーチャー1体に-1/-1カウンターを2個乗せる能力を持つ。いずれもコストとしては非常に重いが、土地枠で2マナ相当のスペルを積める…と考えると、その強さがわかるはずだ。
参考
「破滅の刻:カードイメージ・ギャラリー」
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/hour-devastation