デッキリスト
ミリオネア(Millionaire) by Landa
Creatures (5) 3 Kefnet the Mindful 1 Consecrated Sphinx 1 Avatar of Woe Spells (31) 2 Slaughter Pact 4 Thoughtseize 2 Stifle 3 Dark Ritual 3 Counterspell 3 Daze 3 Diabolic Edict 2 Capsize 1 Forbid 2 Threads of Disloyalty 3 Damnation 3 Sunder | Lands (24) 4 Polluted Delta 4 Flooded Strand 4 Watery Grave 7 Island 5 Swamp Sideboard (0) |
解説
マスターピースのカードのみでデッキを組む。
アモンケットのマスターピース・シリーズを見た瞬間、そのオリエンタルなカードデザインに心惹かれた私は、前回「Amonkhet Invocations コントロール」というリストを掲載した。…のだが、このクソデッキはもうリストを見ただけで弱かった。なにせたった30種類のカード・プールからデッキを組めと言われているのだから、ほぼ選択肢がないのだ。
しかし、今回『破滅の刻』のマスターピース・シリーズである「Hour of Devastation Invocations」が公開されたことで、カード・プールが倍増。この富豪しか組めないようなデッキ・プロジェクトは、新たな進化を遂げる。紹介しよう、これが新たなる石油王のデッキ、「ミリオネア(Millionaire)」だ!
この「ミリオネア(Millionaire)」の正体は、青黒をベースとしたコントロールデッキだ。「Hour of Devastation Invocations」のカードによって、盤面への干渉手段が大幅に増えている。
まず、手札破壊手段として《思考囲い/Thoughtseize》を採用。マナ加速手段として《暗黒の儀式/Dark Ritual》も備えており、やや重めのフィニッシャーを唱えるための助けに。
そして、盤面への干渉手段は《殺戮の契約/Slaughter Pact》《悪魔の布告/Diabolic Edict》《転覆/Capsize》《不忠の糸/Threads of Disloyalty》《滅び/Damnation》《隔離/Sunder》の5枚。《殺戮の契約/Slaughter Pact》はクリーチャー・コンボを止めるのに用い、《悪魔の布告/Diabolic Edict》は除去耐性持ちのクリーチャーへの対処に、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》や《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》など、お馴染みの低コストクリーチャー奪取と、それぞれ異なる役割を持つ。
カウンターは扱いやすい《対抗呪文/Counterspell》《目くらまし/Daze》《もみ消し/Stifle(SCG)》、そして使い回しも可能な《禁止/Forbid》を採用。これらのカードで時間を稼ぎつつ、フィニッシャーである《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful》《悲哀の化身/Avatar of Woe》《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》へとつなげ、盤面をコントロールして殴り倒す…というのが基本的な動きだ。
ちなみに、3枚採用されている《周到の神ケフネト/Kefnet the Mindful》は手札が7枚以上ないと攻撃ができず、一般的にドローソース無しに運用するのは厳しいカードだ。しかし、心配は無用。かつては青いハルマゲドンとも呼ばれた《隔離/Sunder》でお互いの土地を手札に戻すことで、相手の土地を封じると同時にこちらの手札が膨れ上がるため、なんなく攻撃条件を満たすことができる。土地が壊滅してもたつく相手に、そのままケフネトパンチを決めればゲームエンドだ。
●余談
ちなみにこのデッキ、レガシーフォーマット向けのデッキでありながらデュアルランドが採用されていないのは、土地まわりを可能な限り「Zendikar Expeditions」で固められるようにするためだ。
※6/26修正
レガシーで禁止の《精神錯乱/Mind Twist》が採用されていたため、《もみ消し/Stifle》に差し替えました。指摘頂いたみなさま、ありがとうございました!(Landa)
参考
ミリオネア(Millionaire) by Landa